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祝福の風?
「これは・・・」
 目の前がぼーっと光っている。
 私は今寝ているはず・・・そうかこれは夢なのですね。
 リインフォース兇海肇螢ぅ鵑鰐瓦涼罎拝譴。不意に鈴の音が辺りに響き渡った。すると目の前の光に何かの映像が映し出される。蒼い大型犬、ザフィーラの姿だ。
「青き狼よ」
 どこからか声が聞こえてくる、初代リインフォースの声が。
「どこで教わったか知りませんが、爪を磨ぐのをやめてください。家の壁がえぐれてしまいます」
 ザフィーラはがりがりと、はやての家の壁で爪を磨いでいた。
 映像が変わる、今度はシャマルの姿が映る。
「風の癒やし手よ、それは塩でなく砂糖です。そもそも、何故シチューに塩なのですか? しかもそんなに大量に入れると・・・ あ、今度はあっちの鍋が吹きこぼれています。オロオロしてないで、早く火を止めてください。ああぁ、主はやて、早く帰ってきてください」
 はやての家の台所は大惨事になっていた。
「これは、記憶映像・・・」
 また映像が変わる、そこにはヴィータの姿が映る。
「紅の鉄騎よ、そのアイスは何個目ですか? しかもそのアイスは一人用のカップアイスではなく、家族用の大きいやつですよ。同じ味が飽きたのかわかりませんが、ウェアハースやチョコチップなどのトッピング掛けてまで食べないでください。そんなに食べては夕飯が入らなくなる、というかお腹壊します。だからその辺で食べるのをやめてください」
 はやての家のリビングは、アイスの殻が散乱していた。また映像が変わる、
今度はシグナムの姿が映し出された。
「烈火の将よ。外で素振りをするのは構わないですが、もう少し人目を気にしてください。いくら夜中とはいえ、まだ他の家には明かりが燈っています。それにいつも見ている時代劇影響されているかわかりませんが、おかしな形になっています。レヴァンティンで円の形を描いて何をするつもりですか。ほら、通りすがりの子供がいぶかしげに見ています。だからやるなら誰も見てないところでやってください。主はやてにおかしな評判が立ってしまいます」
 はやての家の庭で、シグナムが怪しい空間を演出していた。さらに映像が変わる。こんどははやてだ。
「主はやてよ、何を見て悩んでいるのですか・・・そうですか家計簿ですか。たしかに家族が一気に増えたので苦しくなっているのはわかります。私がお役に立てればいいのですが・・・その家計簿に書かれている大量のお菓子代はなんですか、主にアイスってことは紅の鉄騎ですね。あまり甘やかすのはよく無いかと・・・このなんとか侍のDVDボックスというのは烈火の将の買い物ですか、家計が苦しいのがわかっているのですから買ってあげることは無いと思うのですが・・・このやたらと多い修理代の原因は風の癒やし手ですね、ガスレンジ全損、電子レンジ爆発・・・って一体何を暖めてたのですか、風の癒やし手よ・・・その動物病院の予防接種は・・・青き狼ですか。主はやてよ、青き狼をどう思っているのですか、というか大人しく予防接種うけた青き狼もどうかと思いますが・・・ああぁ主はやてよ、そんなに頭を抱えないでください。一人で抱え込まず、ちゃんと騎士たちと相談してください」
 はやての家のはやての部屋で、家計簿を見てため息つくはやての姿があった。
「これは私が見守っていた、主はやてと守護騎士達の生活の姿だ。私はこれから消えることになるが、どうしてもしても不安なのもう一つの記憶映像を残す」
「やはり、これは記憶映像なのですね」
 リインが呟く、なんとなく力なく。
「戦闘では頼もしい守護騎士達であるが、私生活ではどっか抜けている。というかこれは暴走に近い。また主は一人で問題を抱えむことが多い。私の名を告いでくれた、新しき祝福の風に頼みがある。」
「はい」
 リインが応える、が記憶映像であるため意味はない。
「主はやてを助けてほしい、これは当然であるのはわかっていることだろう。問題は守護騎士達の暴走を止めてもらいたい。本当であれば私がその役目だったのだが、私はもうこれはらその役目を果たすことは出来ない」
 少しの間、沈黙が支配する。
「新しき祝福の風よ」
 静かに、初代リインフォースが話し始める。
「はい」
 リインが返事をする。
「私は願うことしか出来ない、後の者に宿題を残していくようで申し訳ない。だがお前にしか出来ないのだ。頼まれてくれるだろうか」
「はい」
 リインが力強く応える。そして目が覚める。
「ううーん」
 起き上がり軽く伸びをする。寝ていたのはお出かけバックの中、リインは移動中に眠ってしまったことを思い出した。リインはお出かけバックから出る。
「お、はやて起きたか」
 リインが起きたとに気がついた、ヴィータが真っ先に声を掛ける。
「はい、おはようです」
「リイン起きたか、そろそろ食事の時間だ。相変わらずタイミングがいい」
 シグナムが料理を運んで、テーブルに運んでいる。
「私も手伝うです」
 リインはふわふわを飛び上がり、食事の配膳を手伝う。そこにはやてやシャマル、ザフィーラも集まり珍しく全員そろった食事が始まる。いつもと変わりのないリインがそこにあった。
 実はリインは先ほどの記憶映像のことなど、綺麗さっぱり忘れていた。夢は記憶に残りずらいとはいえ、本当に見事なほど覚えていなかった。
 騎士達の暴走にも、リインは笑ってみていた。
 はるか空の彼方で、初代リインフォースが頭を手で押さえて首を振っている姿が思い浮かぶようだった。
弐師 | 祝福の風? | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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