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油断大敵
「すか〜」
八神家の居間でヴィータが寝ていた。
テレビの前で大事の字になって、高々と寝息を立てている。
下は固い床なのだが、それがヒンヤリしてて気持ちいらしい。
お腹の辺りのTシャツがはだけておへそが丸見え、さらにスカートも少しめくれて縞パンが顔を出している。
本当に無防備な状態だ。
「本当に寝てるですねぇ」
リインがふよふよと浮いて現れる。
試しにほっぺたを突付く。
ぷにぷにと、気持ちのよい手触りだ。
「すか〜すか〜」
だが起きる気配はまったくない。
ふとリインは、床にマジックが落ちてるに気が付いた。
「あ、そうです」
それを見て、リインがニヤリと笑う。
リインが狂気とも言えるマジック(黒)、しかも油性を拾った。
「ふふふ、こうしてやるです」
身の丈ほどあるマジックを抱えて、キャップを抜く。
そしてヴィータの鼻の周りに丸と、猫ひげを付け足す。
「うまく旨く出来たです」
思いのほか傑作になった落書きを見て満足する。
するとリインはマジックを床に置くと、どっかに行ってしまった。
そして暫くして、シグナムが現れる。
「ヴィータ、寝てるの……プッ」
ヴィータの顔を見て、思わず噴出してしまう。
「これは、不意打ちだ。ん?」
足元にマジックが当たった。
シグナムはマジックを拾って暫く考える。
何かを思い立ったか、キュポンっとマジックのキャップをあける。
そしてヴィータの額に三日月の模様を書く。
まるで、どっかの侍のようだ。
「うむ、これでいいだろう」
そう言うと、マジックを床においてシグナムもどっかに行ってしまう。
「ヴィータちゃん、寝て……」
今度はシャマルが現れた。
そしてヴィータの顔を見るなり、笑い必死に堪える。
やはり反応は誰も同じらしい。
「こ、これは」
だが我慢できず、シャマルが大笑いをする。
だがこんなに大きな声を出しても、ヴィータが起きる気配は無い。
そしてシャマルも、マジックを手に取る。
「私はここに……」
シャマルはヴィータのTシャツをめくり、おへそを中心にして太陽を書いた。
「これでよしっと」
マジックの蓋を閉めると、シャマルをどっかに行ってしまう。
「うーん……」
暫くして、ヴィータが起きる。
しばらく目を擦りながら、ぼーっとしてた。
不意にお腹が鳴る。
どうやら空腹らしい。
「お腹空いた……」
ヴィータがぼそっと言うと、ふらふらと立ち上がってキッチンの方に向かう。
キッチンにははやてが、夕飯の支度をしていた。
「はやてー、お腹空いたー」
ヴィータの声にはやては振り向く。
「もう少しで、ぷっ」
はやてはヴィータの顔見て噴出す。
「どうした? はやて」
「くくくっあはははは」
声を抑えきれず、爆笑してしまう。
「はやて?」
「なんや、その顔は」
はやての爆笑は止まらない。
「顔?」
ヴィータは冷蔵庫の扉にかけてあった鏡を見る。
「なんじゃこりゃ!」
ヴィータが叫ぶ。
「何かあったか」
その叫びを聞いて、シグナム、シャマル、リインがキッチンに駆けつける。
そしてヴィータを顔を見て、はやて同様爆笑した。
「くそ、誰だよやったのは!」
ヴィータが切れる。
だが落書きされた顔では、迫力に欠けていた。
そしてシグナム、シャマル、リインは顔を背ける。
「お前らか、お前らがやったのか!」
「私は額に模様を書いただけだ」
シグナムは正直だった。
「私はひげと丸を描いたです、旨くできたですよ。やっぱりヒゲにしておけばよかったですか?」
リインが笑いながら答える。
そういう問題は出は無い。
「わ、わたしはやってないわよ」
シャマルが否定する。
まぁ確かにやってはいない、顔には。
だがシャマルが思わず、ヴィータのおへそ辺りに視点を落としてしまう。
「ま、まさか」
ヴィータがシャツをめくると、ヘソに輝く太陽の落書きがあった。
「あはは……」
シャマルが笑ってごまかす。
「そうか、そうかよ……だったらお前らにも同じことをしてやる」
ヴィータの手にはいつの間にかマジックが握られていた。
「まずはシャマルからだ!」
そう言うと、シャマルに飛び掛る。
「あ、ちょっとヴィータちゃん」
問答無用である。
そしてキッチンはさながら、戦場のようになってしまった。
「こりゃ、今日の夕飯は遅くなりそうやな」
大混乱のキッチンから抜け出したはやては、その大乱闘ヴォルケンシスターズな状況を眺めていた。
「とりあえずうちのはバレんでよかったわ」
はやてが呟く。
ちなみにこの大混乱は、三人とも顔や体に落書きされることで一旦は終止符が打たれた。
だがヴィータがお風呂に入ったとき、再び起こることになる。
弐師 | 短編SS | 20:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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